2021年9月 乙女座の新月は、9月7日 9:52から始まります。
ピンク色の時間帯が、新月開始から8時間です。願いが叶う力が最も高い時間帯です。
この時間帯に願い事を考え始める、書き始める、というように作業をスタートさせるといいです。
今年ももう4ヶ月ほどとなりました。1年がどのように過ぎていったのか、少し振り返って残りの日々を考えてみるのも良いかもしれません。新月の願い事を毎月書いていると、こうした振り返りも次への自分の目的も見直す機会が自然とできています。振り返って何が叶っているのかを発見してみましょう。完璧に叶っているかどうかを批判的に見るのではなく、自分の願いにどれくらい近づいているかを探すのがポイントです。
新月の願い事がかなわないと言っている人は、ぼんやりとした願いを少し書いて放置し、見直すこともあまりしていないケースがあります。
小さな変化をプラスに捉え、またそのプラスの変化を促進するように、より具体的な願いを書いていく。そうすることでどんどん願いに近づき、やがて望み通りになっていることに気がつくのです。
上手に活用して、自分の人生を切り開いていきましょう。
さて今月の新月は乙女座です。
乙女座の乙女のモデルは正義の女神・アストレアや、ローマの収穫の女神・ケレスなどと言われています。しかし、別の説もあり、農業の女神・デーメーテル(デーメーテール)や、その娘のペルセフォネ(別名ペルセポネー、コレー)であるとも言われています。
確たる神話やモデルがないのですが、乙女のイメージでは、多くの場合右手には「エルアの葉」と呼ばれるナツメヤシの葉、左手には「麦の穂」を持ってることが多いです。「麦の穂」は、大地の恵みを表しています。
乙女座のテーマを読み解くのに一番関連しているのは、12星座が持つそれぞれのテーマ性を4分割した場合、「人間性の育成」の段階の最後に位置しているということです。
自分のことをコミュニティの視点から見つめ、その場にあった行為・容姿・振る舞いをしようと心がけるのが乙女座のテーマです。
個性を発揮して「他人の称賛」や「他人から認めてもらうこと」を自らのために欲する獅子座とは対象的に、他者志向でその場にふさわしいこと、社会のなかで生きていくのにふさわしい事をテーマにしていきます。
とはいえ、あくまで自分という人間性の最終段階ではありますので、社会にふさわしい自らの責務を全うする、という全体的なテーマとなります。自らの得意や個性を生かして社会の一部としてしっかり役割を果たす。それは世の中に役立つ物事にコツコツ取り組む職人的姿勢であったり、自らの意思と能力で社会に貢献する献身的な姿勢であったりします。
そのためには、自分をしっかり客観的に見れていることが前提となります。人が自分をどう見ているか、捉えているかがわからないと、人の役には立てませんものね。
人からどう見られているかをわかった上で、その視点を自分を目立たせるためや褒められるためではなく、実務的に社会の中でどう生かしていくのかをテーマにしているのです。
そしてその客観性をもつために、分析的、批判的にどうしてもなってしまう側面があります。細部にこだわり正確に処理しようという傾向も強くあります。
乙女座のテーマとしてふさわしいのは、これまでの話からわかるように、献身的な態度や職業意識です。
社会の役に立とうと献身的になり、相手に親切にすることがテーマになります。しかし愛情という自分のエゴを与えるのではなく淡々と分析と問題解決をするイメージ
職業で言えば、医者や看護師がテーマです。ほかにもアナリストや研究者、図書館員、統計学者になります。細部にこだわりデータを重んじ、分析的、ときに批判的に物事を捉えてコツコツ職業能力を発揮するのです。これらの職業や仕事への態度をテーマに願い事を書くと叶いやすいですね。
分析的、批判的な目線を自分の内側に上手に向けると、自分自身のメンテナンスになります。自らの心の内を丁寧に見極めて整理整頓するイメージです。
乙女座の願い事のテーマに整理整頓というのも入ってきます。前に進むにも何かを実現するにも、まず足元がぐちゃぐちゃでおぼつかなければ上手く進めていくことができません。
いるものと要らないもの、大事なことと不要なこと、整理整頓することで迷いがなくなり、気が散る事もなくなります。集中することができるので、効率が良くなり、物事をすすめるスピードも早くなっていきます。
質素で堅実になるための願い事も適しているでしょう。日常的なことも怠りなくコツコツ積み上げていくのが乙女座のテーマでもあります。足元を固めるというイメージです。
自分の心や行動を見つめて整理整頓し、クリアにすることで、身軽になっていきましょう。特に何か物事がスムーズに行かないと悩んでいるなら今月の新月で整理する願い事を書くチャンスです。
そしてクリアになった状態で、他者に対して自分が何ができるのかを考えてみます。依頼や期待に答えることも最適なテーマです。
しかしもし自分や他人を過剰に批判的に見たり、厳しくしすぎたりすれば、辛くなってしまうでしょう。例えば真面目すぎて仕事中毒になり、いつまでも完璧を求めて自分にプレッシャーをかけ続けてしまうような状態です。
ストイックなのはプラスの面もありますが、自分を苦しめることもあります。
同様にそのストイックさが知らず知らずのうちに他者にプレッシャーを与えて苦しめていることもあります。純粋な動機や良心から出た行いであっても、タイミングや相手の性格によっては苦しめてしまうこともあるのです。もし心当たりがあるなら、批判や酷評を和らげる願い事、完璧主義に陥らないようにするための願い事を書いてみましょう。
乙女座の願い事に最適な体の部位は、大腸・腸・みぞおち(太陽神経叢)です。便秘・下痢・消化吸収といった症状もテーマになります。改善したい場合は願い事に書いておくと叶いやすいでしょう。
その他、乙女座のテーマや願い事の具体的な書き方はこちらを参照してください。
あなたは何を整理し何に集中して取り組みたいですか?