サウナや岩盤浴や温泉、半身浴で汗をたっぷりかいてデトックス!と思ったら、翌日便秘になってしまった!
便秘は発汗とも関係があるのでしょうか?
因果関係に迫ってみました。
汗で水分が不足して便秘を引き起こすことがある!
普段あまり汗をかかない人が、サウナや岩盤浴や温泉などで、急に汗をたくさんかくと、
水分不足に陥ってしまいます。
体内の水分不足により、便が硬くなってしまい、便秘に繋がることがあります。
汗の量は、目に見えている汗の水滴のほかにも、皮膚から蒸散している目に見えない汗もあり、
想像以上の水分がなくなっているものです。
サウナや温泉など、大量に汗をかく場合は、事前に普段よりもこまめに水を飲んでおく必要があります。
そして、汗で失われるのは、水分だけではありません。
汗にはミネラルが含まれており、同時に失われていきます。ナトリウムやカリウムなども失われますが、特にマグネシウムが減ってしまいます。
マグネシウムは、大腸の中で水分調整をする役割を果たし、お通じを促す働きがあるのです。
マグネシウム主体の便秘薬なども売られているのでご存知の方も多いかと思います。
発汗によるマグネシウム不足も、便秘の一因になっている可能性があります。
汗をかいた時、汗のかき過ぎで疲れを感じる時は特に、いつも以上にマグネシウムの補給が必要です。
汗をかいた後に、ミネラルを含んだスポーツドリンクを飲むのが一番簡単な便秘予防策になります。
加えて、
マグネシウムが豊富に含まれている食事を摂りましょう。
玄米や雑穀、そば、海藻や大豆、魚介類などがマグネシウム豊富です。
それでも十分にマグネシウムが補給出来ない場合は、健康食品・サプリメント・ミネラルウォーター(硬水)なども
取り入れて、ミネラル補給をしてみてください。
半身浴で汗をかいたら便秘になった?体は温まったのになぜ?
便秘の人は、体の冷えが原因の場合が多いので、半身浴で体の冷えを治し、代謝を高めることで便秘解消になることがあります。
ネット上や雑誌、テレビでもよく目にする健康法なので、実践している人も多く、効果を感じている人も多いようですが、
逆に半身浴で便秘になってしまう人もいます。
このような場合は、汗をかき過ぎて水分不足になり、入浴後の水分補給が足りない事がまず原因として挙げられますが、余りに冷えが強い人や、腸の動きが鈍い人は、別の原因もあります。
せっかく水分をとっても、腸そのものがきちんと動いていないと、水分は体内に吸収されず、尿としてそのまま排出されてしまうそうなのです。
体内に水分が吸収されないのに、汗で水分が出ていくので、便秘につながってしまうというメカニズム。
これを解消するには、
お湯の中で優しくお腹をマッサージしたり、腹式呼吸を行ったりして腸の運動を促進すると効果的です。
お風呂上がりの飲み物も、常温、できれば暖かいものを飲みましょう。
喉が渇いたからといって冷たいドリンクを飲むと、せっかくお風呂で温まった腸を冷やしてしまい、便秘につながりやすくなります。
夏も汗をたくさんかくと便秘になりやすい!水分補給をこまめに!
お風呂以外にも、夏になると便秘が悪化してしまう人もいるのではないでしょうか。
夏も発汗量が増えることで、水分不足、ミネラル(マグネシウム)不足になり、便秘になる場合があります。
夏は、普通に生活しているだけでも水分が肌から蒸発して失われています。
喉が渇いたころには、すでに体は脱水しているとも言われていますね。
喉が渇いて、一度に大量の水分を補給してしまうと、体を冷やしてしまうので、便秘になりやすくなります。
また、一度に大量の水を飲んだからといって、それで一気に1日分の水分を補える訳ではありません。
人の体は、少しずつ水分を排泄し、少しずつ吸収しています。一度に飲める量にも限りがあります。
水分の正しい摂取方法は、1日を通じて、こまめに分けて摂取することです。
ペットボトルで水を常に持ち歩いて、意識的にちょくちょく水分補給をするのが効果的です。
コーヒーや紅茶、緑茶などは利尿作用があるので、飲みすぎると大腸に水分が回らず、便秘につながることもあります。
水やスポーツドリンクが良いでしょう。
食欲の落ちる夏場ですが、ミネラルの多い食事をしっかり摂っておきましょう。
汗で失われるカリウムは不足すると夏バテの原因にもなります。
便秘に関係の深いマグネシウムは、発汗で失われるほか、ストレスでもたくさん消費されます。
意識しておきましょう。
まとめ
デトックス目的でたくさん汗をかいても、便秘になったら逆効果ですよね!
汗をかく前から水分をこまめに補給、発汗後も水分とミネラル補給を忘れずに!