クールビスと言われた時、男性はノーネクタイにノージャケットと簡単にわかるのですが、女性の場合はどんな
服装にしたらよいのか迷いますよね。ジャケットはダメなの?足元はどうする?営業で外回りをしの場合は、社内勤務以上にマナーも問われます。注意点をまとめてみました。
クールビズファッションは女性のマナーが問われる
クールビズとはそもそも、「cool」(涼しい)と「business」(仕事)を組み合わせた日本の造語。
海外だと夏はロングバケーションを取るのですが、日本は夏でも勤務日数がしっかりありますよね。
働く人たちの服装を暑いスーツから解放することで、仕事の効率アップを図りたい!というのが一つ。
また、服装を涼しく軽装にし、冷房などの温度を上げることで、エネルギーを節約するのも目的の一つ。
クールビズを前提にする会社は、社内の冷房も控えめになります。
ただし、服装を涼しくすることで、周りの人に不快感や違和感を覚えさせるのは禁物です。
女性の場合、あまりに露出が多いと、周囲の人が目のやり場に困ってしまうことも。
たとえば、トップスは
・透け感のある素材で、下着が透けて見えてしまう
・タンクトップで肩が丸見え
・胸元が大きく開いている
等は、涼しくてもNGですね。
ボトムスも
・ローライズでお腹やお尻が見えそう(見えている)
・短すぎるスカート(ひざ上10センチ以上)
・ショートパンツ
はNGです。
涼しくすること=露出を増やす ではありませんし、
クールビズ=カジュアルダウンというわけでもありませんので、注意が必要です。
「きちんと感」を残しつつ、涼しさも実現できるファッションを目指すことになります。
クールビズで女性が営業の場合のポイント
特に外回りの営業に出る女子にとっては、訪問先にも好印象の服装である必要もあります。
まず、足元ですが、ストッキング着用は必須です。訪問先で靴を脱ぐ機会がある場合はなおさらです。
素足にミュール・サンダルはNGです。オープントゥのパンプスは意見が分かれるところですが、
堅い業界や訪問先の場合は避けたほうが無難です。
バックストラップがついているパンプスなど、足としっかり固定され、パカパカと音が響かないものがいいですね。
スーツ着用の場合は半袖シャツでノージャケットが一般的です。
半袖カットソーも良いですね。
多くの訪問先を回る営業さんの場合は、どうしても汗をかくので、
カットソー着替えを用意しておき、訪問先に入る前に近くのコンビニや商業施設のトイレなど冷房のきいたところで涼んで、着替えてから向かう人も結構います。
カバンの中に入れるなら、シャツはしわになるのでカットソーが便利です。
ボトムスは、スーツのスカートでもいいですし、チノパンのようなパンツでもいいですね。パンツのベルトはしたほうがいいです。締まって見えます。
パンツの場合、クロップドパンツ(足首が見える) は業界によってNGの場合もありますので、金融等の堅い業界の場合は注意しましょう。
スーツ一色の男性と違って、女性の服は形もさながら、素材や質感も豊富です。
白や薄い色のトップス、光沢のある綿素材、ゆとりのある風通しのよさそうなシルエットの服を選べば、
見た目の涼しさ、相手の目にも涼しい印象を出すことができます。
袖だけ透け感のある素材などもいいですね。
女性のクールビズでスーツのジャケットはどうしたらいい?
業界によっては、クールビズだけどジャケット着用が好ましい場合もありますね。(男性もノーネクタイだけでジャケット着てたり)
通常のスーツジャケットだとさすがに自分も、見た目も、暑いです。
夏専用の七分丈のジャケットが出ていますので、いくつか持っておくといいです。
袖を折り返すデザインで手首が見えていると、見た目に軽快で涼しげです。
自宅で洗濯機で丸洗いができるタイプもたくさん出ていますので、夏場の営業さんには重宝しますよ。薄いグレーやアイボリーなど涼しげな色合いのものは、汗染みがつくと目立ちますし臭いのもとにもなります。家で洗えると快適です。
また、シャツジャケットもいろいろ出ているので探してみるといいですよ。裏地のついていないやわらかい素材で、軽くカーディガン感覚で羽織れるジャケットです。
シルエットもテーラードが一般的ですが、業界によっては、丸襟のジャケットでもいいですね。
夏は社内や電車では冷房が寒い時がありますから、こうした夏専用のジャケットを用意しておいて着れるようにしておくときちんと感も出せて温度調節もできるので重宝します。
まとめ
クールビズはあくまで仕事着。人に不快感を与えないよう最低限の服装マナーを持ちつつ、快適に夏を過ごせるようにできるといいですね。
クールビズは会社や業界によって基準も様々です。
事前に先輩や上司、訪問先のクールビズの状況を確認しておくといいですね。