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恵法巻きの正しい食べ方やルールの意味は?願い事は何がいい?

恵法巻きの正しい食べ方やルールの意味は?願い事は何がいい?

縁起を担ぐために、恵方巻きを食べるご家庭も増えてきています。ただ、本当に正しい恵方巻きの食べ方を知っている人は少ないと言われていることを知っていますか?願い事を叶える恵法巻きの食べ方も併せてご紹介します。

恵法巻きの食べ方

恵方巻きの基本中の基本でもあるのが、食べる方向です。
その年によって神様がいるとされる方向は変わります。食べている間はその方向だけを見て食べること、よそ見をするのは禁止です。でなければ、ご利益を受けることができません。さらに恵方巻きは食べ終わるまで黙って黙々と食べなければいけません。意外に食べ終わるまで黙って食べるのは難しいのですが、食べ終われば楽しく話をしながら食事ができますので、ぜひ数分だけは黙って恵方巻きを食べましょう。

恵方というのは、その年によって良いと言われている方角のことを指しています。その年の福をつかさどってくれる神様がいると言われているのです。

今年の恵法は???

・2016年の恵方 南南東

・2017年の恵方 北北西

・2018年の恵方 南南東

・2019年の恵方 東北東

・2020年の恵方 西南西

さらに恵方巻きは、一気に食べなくてはいけません。太さによってことなりますが、切り分けたりせずに太巻きを1本まるごと一気に食べます。途中で休んでしまったり切り分けてしまったりしたものについては、ご利益がなくなってしまうと言われています。

具材も7福神にちなみ7種類というのが一般的です。太巻きを1本まるごと、一気に食べるという機会もなかなかありません。食べづらく感じてしまうかもしれませんが、なにも早く食べなくてはいけないというわけではないので、今年の方角に向いて一気に黙って太巻きを食べれば問題ありません。

もし1本食べるのが多い、食べきれない!と心配な人は、少し細めの巻き寿司、少し短めの巻き寿司を用意してもいいでしょう。あまりにも細巻きだとNGですが、少し小ぶりのものも出回っています。具もバリエーションに富んでいますので、いろいろえらんでみてください。

恵法巻きの食べ方のルールに意味ってあるの?

恵方巻きは正しい食べ方で食べないと、ご利益を受けることができません。恵方巻きの食べ方のルールは、決して難しいというわけではありませんが、ちょっと独特なのも事実。でも、それにはしっかりと意味があります。

恵方巻きを食べる時は、その年によって違う方向に向かって食べますよね。なぜその方角に向かって食べなくてはいけないかというと、その年によっている神様が違うと言われているからです。その神様の名前は歳徳神(としとくじん)。その年の幸せや財産を取り仕切っている神様です。神様がいると言われている方向に向いて食べることで、その年に福が来るとされています。

また、恵方巻きは原則として1本太いものをまるごと食べます。これにもしっかりと意味があって、大きいからといって切り分けてしまうと縁が切れてしまうと言われているからです。ですから、太巻きのままがぶりと黙って食べるのが恵方巻きなのです。さらにちょっと難しいのですが、恵方を向いて恵方巻きを口につけたら、口から恵方巻きを離さずに食べ進めなくてはいけません。口から離すとご利益がなくなる、縁が切れると言われています。

恵方巻きはほとんどが太巻きを使っていますが、なぜ太巻きなのかご存知ですか?太巻きは具材を巻いてできています。福を巻き込むという意味で太巻きが利用されています。また、七福神の神様にあやかる形で7種類の具材が入っている物が好ましいようです。

また、願い事は他言したら叶わないと言われているので、自分の心の中にしまっておくようにしましょう。

いかがでしょう?恵方巻きにはちゃんとした理由があります。迷信とは言われていますが、やはり食べ方もルールに沿って食べた方が気持ちがいいものです。ついでに言うと、「わかって食べる」ほうが、食べ終わったときに、脳に願いが叶う!とインプットされやすいです。

食べるときは、ついからかって食べている人を笑わせてやろうとか、ふざけて邪魔してやろうとする人もいるようですが・・。本気でやっている人を邪魔するのは止めましょうね。怒りをかったりがっかりさせたりと、相手の足を引っ張る行為は、あなたの運気を下げてしまいますよ。

恵法巻きで願い事をするならどんなことがいい?

恵方巻きも願い事については特にこれでなくてはいけない、これはしてはいけないということはないので、自分が叶ってほしいなと思う願い事を心の中で唱えながら食べましょう。願い事をする数も決まりがあるわけではありません。ですから、かぶりついて食べられる間はいくつお願いしてもいいのですが、欲張ってたくさんの願い事をしてしまうと、もしかしたら神様が聞いてくれなくなってしまうかもしれませんから、1つや2つくらいにしておいた方がいいかもしれません。

よくあるのは、健康を願うこと、家族の幸せを願うことがテーマですね。節分という昔の「年の節目」のイベント、豆まきも柊の葉にイワシを刺して飾るのも、「厄払い」の意味が多いです。役を払って、無事を祈り、幸せを願うと言うが大まかなテーマですね。迷うようなら、1年を無事に、健康に過ごせるように願うといいでしょう。

願い事が叶うように、恵方巻きは正しい食べ方やルールに従って食べることが大切です。恵法巻きの効果というよりは、真剣に願うことで自分に理想の状態をちゃんとインプットできるかどうかがカギなんですよ。

 

まとめ

恵法巻きの食べ方、マスターできましたでしょうか?

恵方巻きは黙って黙々と食べると願い事がかなうと言われています。もともとは関西だけの風習だったのですが、1989年に広島のセブンイレブンが恵方巻きの販売を開始したのをきっかけに、大手のコンビニやスーパーが全国で紹介し、販売するようになって、最近はテレビでも多く取り上げられるようになりました。ここ数年の間に恵方巻きがかなり有名になりました。何も言わずに黙々と一方向を向いて巻きずしを1本食べるって、不思議な光景になりますけれど、縁起担ぎや風習も、真剣に取り組むと、結構叶います。関西の風習ですが楽しんでやってみてくださいね。