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麻シャツの洗濯縮みを防ぐ簡単手入れ!色落ちやシワのアイロンも解決!

麻シャツの洗濯縮みを防ぐ簡単手入れ!色落ちやシワのアイロンも解決!

麻(リネン)シャツは夏に大活躍。ユニクロからも手頃な物が出て身近になりました^^♪でも洗濯したら縮んだ!色落ちした!シワシワになった!という声も。リネンの特徴を踏まえてトラブルなくお洗濯する方法をシェアします。自宅でザブザブ洗ってリネンファッションを楽しみましょう!

リネンは吸湿性が高く、速乾性もあり、肌ざわりもひんやり&さらっとして気持ちがいい素材です。蒸し暑い日本の夏にはでは最適で、気にいる人も多いです。ちょっとしたコツと慣れで、リネンシャツを気軽に楽しむことができます。

 

麻のシャツは洗濯すると縮みますか?シワシワのちんちくりん・・・

麻の素材は、縮みが大きいと言います。綿と比べるとより縮みやすい性質があります。

布地の縮みやすさを見る数値として、「縮率」というものがあります。

・化学繊維はほとんど縮みません。

・綿100%の場合は、縮率は2~3%ほどです。

・麻(リネン)100%だと10%前後も縮む場合があります。

こうして比べると、普段着ている綿や化繊の服よりも、素材としての縮みやすさがわかります。

それでも縮みにくいように、生地に防縮加工を施しているものもあります。
サンフォライズ加工、形態安定加工といった表示があれば、通常の麻100%シャツよりは縮みにくいです。

縮み対策としてポリエステルを混ぜた生地もあります。

品質表示がキチンとされているものであれば、服のタグなどに、洗濯後の伸び縮み(寸法変化率)を表示しています。
「縦・横-5%」と表示されていれば、縦にも横にも5%程度は縮むことがある、ということです。
最悪そこまで縮むというもので、洗濯の方法丁寧にすれば、いきなり最大値まで縮むのを防ぐことは十分可能です。

製品によっては、縮むことを計算に入れて、最初に下洗いをしてから縫製・仕立てをしてあるものがあります。
いい物(丁寧な加工・仕立て)をしている服は縮む工程をちゃんと経て制作されます。
その場合は縮み方も穏やかだと考えられます。

しかし、そうでなければ縮みます。着られなくなるほど縮むこともあるので注意が必要です。

洗濯表示や注意書きを良く見ておきましょう。

 

麻のシャツは色落ちしやすいって本当ですか?

麻の白いシャツなら気にする必要はあまりありませんが、色・柄モノの麻のシャツは、色落ちがしやすいです。
特に濃い色のものは落ちやすいと思ったほうがよいです。

他の服と一緒に洗ってしまうと、色移りの心配があるので、別々に分けて洗う事を心がけましょう。

もしくは、麻素材に慣れている信頼のおけるクリーニング店に出して洗ってもらえば確実です。

どうしても他の素材と一緒に洗濯機で洗う必要が出た場合は、
色移りしたときのことを考えて、同系列の色のものをまとめて洗うようにするといいです。

そして、洗う際には
水2リットルに対して塩大さじ2杯を目安にいれて洗濯します。

塩には色を閉じ込め定着させる作用があります。染物をするときにお酢と共に色落ち止めとして使われます。

ミネラル成分によるものですので、にがり分が多い、天然塩を使うのがコツです。

といっても、塩を入れることで100%色落ちを防げる保証があるというわけではありません。

濃い色の麻シャツは、別で洗うのが一番です。

色落ち対策としては、洗剤は中性洗剤がおすすめです。アルカリ性が強い洗剤ほど色落ちが激しくなります。

汗シミなどは酸性の汚れですので汚れ落ちは若干悪くなりますが、若干ですので致し方ないところです。

(逆に白のリネンシャツの汗シミを綺麗に取りたいなら、酵素系の漂白剤が必要)

干す時には直接的に日光に当てることを防ぎ、裏返しにして干すことで、
色落ちをしにくくすることができます。

 

麻シャツのシワにアイロンは必須?リネンの個性を生かしたい

リネンシャツは洗濯いで普通に洗ってしまうと、、しわしわになってしまうことがほとんどです。

麻の性質上、どうしてもシワになりやすく、シワが取れにくいのです。

そうなると、どうしてもアイロンがけは必要になります。

しかも、乾いた状態で、アイロンのスチームをしても、全然シワは伸びません。
しっかりと霧吹きで生地をぬらすことが大切です。

もしくは洗濯後半乾きの状態で、アイロンがけをするときれいにかけられます。

では、
ノーアイロンで麻のシャツを楽しみたい!
アイロンでパリっとさせずに、独特の少しくしゃっとしたシワ感を楽しみたい!

という場合はどうすればいいでしょう?

それにはまず、
洗濯時の脱水をしないことが大切です。

どんな素材でもそうですが、シワは脱水時にできるものなのです。

そのために、脱水は全くしないか、
又は脱水開始から20秒程度で止めるようにします。
1分も回すとシワシワです。
洗濯槽ドラムが回り始めて、勢いがついたらすぐに止めるくらいでいいです。

そして、
干すときに吊るした後、パンパンと手で挟むようにたたき、シワ伸ばしをするといいでしょう。

あとは日陰でゆっくり干して下さい。

そうすると、軽いシワが残り、着こなしとして見えるちょうどいい具合に仕上がります。

もっと徹底的にシワをつけたくない場合は、
洗いから水気を切るまですべて手作業で洗濯しましょう。

麻のシャツだけを洗面器で押し洗いし、すすぎも行います。
ゴシゴシ洗うと、毛羽立ちが出てしまいますので、注意してください。

もし、パリッと仕上げたいなら、最後のすすぎの水に、洗濯糊を入れます。

糊は、内容成分に「PVA」(ポリビニルアルコール)と書かれている、洗濯のりで構いません。どこにでも売っている一般的な洗濯糊です。
シャツなら水で10倍希釈が標準目安です。そこから軽めが良ければ減らせばいいですし、大目に入れればパリパリに仕上がります。

洗いあがったシャツは、お風呂場や屋外で、軽く振って水気を飛ばします。

だいたい軽く振った程度では、水気はすべて切れません。

ハンガーにかけても、下にボトボト水が垂れ落ちてきます。

でも、この程度で大丈夫です。

そのまま、干します。 (濡れ干し)

麻はとても乾きやすい素材です。

綿だと生乾きになりますが、麻ならこの状態で夜洗って外に干しても、夏なら朝には乾いてくれることがほとんどです。

 

麻のシャツのシワなし簡単洗濯方法~手順まとめ~

お風呂場で洗面器に水をはり、
洗剤を入れて、麻のシャツをつけ込む。

洗剤の入った水をすて、すすぎの水をはり、
麻のシャツを入れてすすぐ。


必要であれば、PVAの糊を少々入れた水を用意し、
そこに、麻のシャツをつけ込む。

麻のシャツを水切りする。洗面器から出して広げてさっと振る。


水がぼたぼた落ちるので、洗面器で水受けしながら、外へ。
ハンガーにつるして日陰で干す。
手でしっかりシワ伸ばしをすること。

これで自然な麻の質感がでる仕上がりに。

もっとパリッとしたい場合は、半乾きでアイロンを当てるか、
霧吹きでしっかり湿らせてアイロンを当てましょう。

慣れればお風呂に入るついでにできますよ!
値ごろ感のある普段着リネンシャツは自分でお洗濯しちゃいましょう!