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羽毛布団は圧縮しても大丈夫?戻し方は?収納のおススメ方法は?

羽毛布団は圧縮しても大丈夫?戻し方は?収納のおススメ方法は?

羽毛布団の保管と収納どうしてますか?押し入れやクローゼットが狭いと使わない時期は収納場所に困りますよね。圧縮袋に入れたいけれど、圧縮して本当に大丈夫なのか、羽根布団は圧縮してもボリュームが復活するのか?心配ですよね。どのくらい羽毛のボリュームが復活するのか、そして、収納場所に困っている人のための圧縮袋以外のめの羽根布団収納方法についてシェアしたいと思います。

羽根布団は圧縮しても大丈夫?圧縮袋の選び方

羽根布団の中身は、ダウンとフェザー。
「羽毛」=ダウンとは、タンポポの綿毛のようにふわふわと芯がないもの。
「羽根」=フェザーは羽軸がある、いわゆる羽根の形をしているもの。

ダウン50%以上の羽根が1kg以上入ったものを一般的に『羽毛ふとん』と言います。

このダウンかフェザーかによって、圧縮がどの程度可能かが変わります。

まず、大前提として、基本的に、羽毛布団には布団圧縮袋の使用は厳禁です。

ここで言う布団圧縮袋とは、ビニールでできていて、掃除機で中の空気を吸い出すものです。
袋の種類によっては、掃除機ではなく、折りたたむことで空気を抜ける圧縮袋もありますが、それも同様。
ビニールで空気を抜くタイプは羽毛布団には適していません。

羽毛が抜けたり傷んだりして、ぺしゃんこになってしまいます。

特に注意が必要なのは、フェザー入りのもの。

圧縮すると、羽軸が折れて元に戻りません。

また、折れた羽軸が布団の生地に刺さって穴が開く可能性も出てきます。

まずは布団表示を見て、フェザーが入っている場合は布団圧縮袋での収納はあきらめましょう。

では、ダウンであれば良いのかどうかですが、やはりビニールで空気を抜くタイプは止めたほうが良いです。
できないこともないですが、やはり綿毛がつぶれますし、羽根布団を通気性のないビニールに入れると、カビの原因になります。カビが発生すると、それを餌にダニや虫が発生しやすくなります。
また、羽毛ふとんは毛が外に出ないようにプルーフ加工してたツルツルした素材を使っていることが多く、強力に圧縮し長期間放置するとシワが出来て戻らないこともあります。

圧縮袋といっても、ビニールで真空にするもの以外に、不織布や通気性のある素材でできているの羽毛布団専用の袋がありますので、そちらを利用するといいです。
折りたたんで入れてるタイプと、心棒にくるくる布団を巻きつけて袋に入れ、筒状にして収納するタイプがあります。

空気を抜くタイプの圧縮袋には劣りますが、羽毛布団のかさを半分くらいに減らすことが可能です。
通気性が確保されるのでカビや悪臭の心配も少なく、羽毛が傷むこともありません。

羽根布団の圧縮の戻し方。ちゃんと戻る?

羽根布団を専用袋で圧縮して干していた場合、ちゃんともとのフカフカ状態に戻るのでしょうか。

戻し方の基本は、袋から出して、干すことです。

羽根布団の中の羽根の湿気を追い出し、空気を含ませることで元に戻すのです。

しかし、本来羽根布団は、直射日光に当てて干す事は避けなければいけない素材なんです。
直射日光に当てると、羽根が傷んでしまい、お布団の寿命が縮んでしまいます。布団の生地も痛みます。
でも、圧縮から回復させるには、干さないといけません。

理想は風通しの良いところで日陰干しにすることです。

自宅に日陰干しするスペースがない場合は、干した布団の上にシーツなど大きな布をかけて干します
そうすることで布団の生地も中の羽根も直射日光から守ることができます。
花粉やPM2.5対策にもなります。

干しているときには、布団たたきで布団を叩くことは避けましょう。
たたいてダニやほこりを出したい気持ちに駆られますが、軽く布団の表面をはたくぐらいがちょうどいいです。
叩いてしまうと、生地を傷め中身の繊維が痛んでボリュームを落とす原因にもなります。

陰干しが難しい場合は、室内で布団乾燥機をかけるのも良い方法です。

こうして丸一日お天気の良い日に干せば、ふんわりと戻ってきます。

羽根布団の使用年数の目安は10~15年と言われますが、品質によっても大きく差があります。
もちろんお手入れによっても差が出ますので、干し方にも気をつけるようにしましょう。

もし、誤ってビニールの圧縮袋で保管してしまい、ぺしゃんこになって戻らなくなったり、何年も保管してしまって戻らない場合(羽毛は使用期間が長くなるほどダウンの毛先が壊れていく)

業者さんに仕立て直し(リフォーム)を依頼することができます。
布団の中の羽毛を良いものと悪いものに振り分けて、良い羽毛だけを布団に戻し、減った分新しい羽毛を充填します。

しかし、もとの布団の質が悪かったり、古すぎる場合、過去に1度リフォームをしたもの等は、リフォームすることができません。あまりに羽根がつぶれていて入れ替える羽根の量が多い場合は金額もかさみます。
この場合はあきらめて買い替えるしかありません。

羽根布団収納のおすすめ方法。圧縮袋以外なら?

まず第一に、羽毛布団は、湿気を嫌います。
保管場所はなるべく乾燥した押入れなどの一番上に収納する必要があります。

基本は、長期収納する直前に、一度外で干ししてから、防虫剤を入れて通気性の良い羽毛専用袋などで密封して収納します。

専用の袋がない場合は、大判の綿素材の風呂敷で包んで保管でもいいようですが、風呂敷を持っている人のほうが稀だと思います・・・。

布団のかさを減らすためのアイテムとして、羽根布団を縛ってコンパクトにするゴムベルトも販売されています。
紐でしっかり縛ることでもコンパクトにすることができますので、布団用乾燥材を中心に入れて、紐で十字に縛るという方法もあります。

クローゼットや押し入れの上部にスペースがあるなら、突っ張り棒を2本わたし、その上に布団を置けるようにすると、
通気性が保てて良いです。

他にも、
最近では、布団の丸洗い業者さんが、洗った後にそのまま布団を保管してくれるサービスがあります。
布団1枚あたり二〇〇〇円台くらいでありますので、利用されると便利ですよ。
毎回料金がかかるので、高くつくように感じますが、プロに洗浄と保管をまかせるので、逆に布団が長持ちするメリットがあります。
なによりマンション住まいで保管スペースがない人や、羽根布団のメンテナンスに時間を割けない忙しい人にはとても便利です。
ダニや花粉・カビなどに敏感なアレルギー・アトピー体質の方にはお勧めとなります。

まとめ

せっかくの羽根布団なので、できるだけ長く使いたいですよね。
かさばる羽根布団、下手にビニールの圧縮袋を使うと取り返しのつかないほどにつぶれることもありますし、
カビや虫がついたらショックです。
中の羽根の種類にも注意し、上手に保管したいものですね。