主婦湿疹が同じ指に出る！水ぶくれとかゆみを抑える方法

毎日水仕事をする主婦、調理師、美容師などに多く見られる主婦湿疹。手以外には症状が現れることがないため、手湿疹などと呼ばれることもあります。水ぶくれや傷と炎症、かゆみもひどくてストレスですよね。対処法をシェアします。

主婦湿疹は同じ指にでることが多い？

水仕事をすることにより皮膚を外敵から守る皮脂が奪われてしまったり角質が落ちてしまうことが原因でおこる主婦湿疹。

主婦湿疹は、同じ指だけにできたり、少し良くなったと思ったら急に痒くなったりとぶり返す事も少なくありません。なぜかというと、主婦湿疹によるかゆみで掻き毟ってしまい、水ぶくれができたりすることがあり、この水ぶくれが同じ場所に湿疹を起こしてしまう原因にもなるのです。

また、良く使う指、よく洗剤がつく指、お湯や水に使っている頻度が多い場所はぶり返しやすいというのもひとつの大きな原因。

右手で強い洗剤のついたスポンジを使うと右手だけひどくなる、などなど・・・。

もちろん、同じ指にできる方もいれば、全体的にできる方、いつも違ったところがかゆくなるという方など、症状の出方は様々です。ただ、指全体にできるという方よりも同じところ、もしくはその周辺に主婦湿疹が出来る方が多い傾向にあります。

主婦湿疹といっても、人それぞれ症状の出方、度合いなどは違います。軽い方もいればかなり重症な方もいます。その時によって度合いが変わるという方もいます。手に出るものですが、体全体の調子にも左右されます。

例えば、食事が乱れていて、血液がドロドロになっていると、手の末端の毛細血管まで血液が循環しにくくなり、傷や炎症の治りが悪くなります。皮膚の修復に欠かせないビタミンＢや亜鉛が不足していると長引いたりもします。

主婦湿疹で水ぶくれができたらどうしたらいい？

主婦湿疹には大きく分けて2つのタイプがあります。一つは乾燥型で乾燥することにより指の関節の部分がぱっくり割れてしまうのが特徴です。痛みとかゆみを伴う事が多い主婦湿疹です。

また、湿潤型といって水ぶくれができてしまう主婦湿疹もあります。かゆみがあり掻き毟ることで水ぶくれができ、さらにまた掻くことにより水ぶくれが破裂してしまうという悪循環を引き起こします。掻き毟った後はかさぶたになりますが、同じ場所に炎症が起こったり、場合によっては他の指や部位へ広がってしまうことも少なくありません。

いずれにしても早めに医療機関を受診して適切な治療を行っていくことが大切になります。軽度の場合、薬局などで売られている薬などで治ることもありますが、主婦湿疹はなかなか手ごわいことでも有名です。医療機関を受診し適切な方法で治療を行っていくようにしましょう。ステロイドで一気に治すほうが予後が良いこともあります。

水ぶくれができてしまったら掻き毟らないことが基本です。水泡はつぶさないほうがいいのですが、とはいえ、かゆみに耐えきれず、ガリっとやって潰してしまうことも多いでしょう。潰してしまったら、患部を良く洗って清潔にしてください。患部に洗剤など刺激になるものがつかないように、防水の絆創膏等を貼ります。

保湿の際には、保湿力の高いハンドクリームや保湿クリームを使い、油分を補うと治りやすいのですが、成分が却って刺激になることもあります。私のおすすめは、皮脂に近い成分の馬油です。

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適量を肌にすり込みます。寝る前にも手につけて手袋をして寝ると効果的です。

傷になってしまったら、馬油を塗ってサランラップで患部を巻いておいても治りが早いですよ。

主婦湿疹のしつこいかゆみを抑える方法は？

主婦湿疹は、残念ながら放っておいて治るということが難しいと言われています。人それぞれ症状の度合いは違うものの、水ぶくれ（水泡）とかゆみはセットでやってくるのがほとんど。指も腫れたようになって関節が曲がりにくい状態になってたり。だいたいかゆみは我慢できずに引っ掻いてしまうことが多い・・・。ひどくてジュクジュクを繰り返すことも多いです。

今すぐに、自宅でできる対処方法としては、ちょっと荒いやり方になりますが、湿疹ができている部分に、粗塩を直接刷り込みます。食卓塩ではなく、ミネラル豊富な粗塩がいいです。確実に染みて痛いのですが、暫くすると患部が暖かくなり、ぬるぬるしてきます。しばらくしたら水で洗い流して、馬油やワセリンで保湿をします。これを繰り返すとかゆみがおさまり、水泡が改善しやすくなります。痛いのですが、かゆいよりはマシですし、湿疹の治りは良くなります。

主婦湿疹は良くなったり悪くなったりを繰り返します。急に痒くなることもあるため、かゆみが出てきたと感じた時はかゆみのある部分を冷やしてあげましょう。手を水につけるという方法もいいですが、手湿疹は手の潤いがかなり不足している状態ですので、水に手をつけた時は、その後しっかりと保湿してあげることが大切です。

また、かゆみがある時は無理をして水仕事をしないほうがいいのですが・・・。しかしながら水を触らなくてはいけないこともありますので、そのような時は手袋を付けて水仕事をするようにしましょう。手の温度が上がるとかゆみが出てくることが多くなるので、お湯を使うのは避け、かゆみが出たときは冷やして手の温度を下げてあげましょう。

食器洗いをするときなど、冬は冷たい水仕事は辛いものですが、実は素手にお湯を使うと余計に皮脂を落としてしまい、主婦湿疹の悪化の原因にもなります。家事は厚手の手袋をして、水で洗うのがいいですよ。もしくは思いきって食器洗浄機を使うのも手です。

まとめ

ブツブツ・カサカサ・ジュクジュク、かゆみがひどい主婦湿疹。しつこくぶり返すのは、手作業が多くて皮膚を休めることができないのも原因です。できるだけ皮膚への刺激を避けて、保湿とかゆみ対策で乗り切りましょう！