インフルエンザだの花粉症対策だので、会社でマスクを着用する機会も多いですが、営業先で商談の席ではマスクをどうしたらいいのでしょうか?仕事中のマスク着用のマナーについてシェアしたいと思います。
営業先でマスクはマナー違反?つけたまま話をしてもよい?
営業先でマスクをしたままで商談をすることの是非については、賛否両論あるのが現状です。会社の顔でもある営業マン、お客様とのつながりが最も強い人材でもあるため、マナーはしっかりと守っていかなくてはいけません。マスクをしたままの状態で商談をしていいのか、それとも外した方がいいのか。はたまた相手の印象も気になります。
一般的な意見として、営業先で営業マンがマスクをしたままの状態で商談を進めることに対してあまりいい印象を持たない方が多い傾向にあります。営業先ではマスクを外して商談に臨んだ方がいいというのが通説です。
理由は、マスクをしていることで表情がわかりにくいため、相手からすればなんとなく話づらい、意思の疎通ができているかわかりにくいという意見もあります。言葉以上に表情はコミュニケーションでは大きな役割を果たしています。笑うときにあまり目の動きがない人などは、マスクをすると無表情になってしまい、相手からすれば話の手ごたえが分からないんですね。(逆にこれを利用する方法もあるかもしれないですが)
また、冬などは、マスクをしていることで、自分が体調不良であると相手に思われ、「移されたら困るなぁ」と思われる。つまりマイナスイメージを潜在的に持たれる場合もあります。
特に初対面など、印象を良くしたい営業先では、本当に体調が悪かったりする時以外はマスクを外すほうが良いでしょう。
ただ、本当に風邪をうつしたくない時など、マスクを着用していた方がいいと考えるのであれば、マスクをしていなければいけない理由をまずは取引先の担当者に伝え、マスクをしたままの商談になるという旨を伝えましょう。
最初の挨拶の段階で、先に「失礼とは存じますが、風邪をひいておりまして、万が一うつすと申し訳ないので」と伝えます。
そして、話し中にはできるだけ目の表情をつけるように意識します。笑う場面では目も笑うように大きく動かします。驚くときも大げさに目を見開くくらいでちょうどいいです。あとはボディーランゲージを大きめに入れるのも効果的。風邪や花粉症でしんどいかもしれませんが(笑)
臨機応変に対応し営業先の担当者が不快な思いをしないよう配慮し、印象にも配慮しましょう。
私もマスクをしたまま仕事をすることはありますが、まず先に断りを入れるようにしてからというもの、特に営業に支障をきたしていると感じたことはありません。この一言が言えるかどうかで、相手への気配りができるかどうか、印象もぐっと変わりますので、ピンチをチャンスに変えて商談に挑みましょう!
マスクを人前ではずす時のマナーは?
営業先でマスクをつけるタイミング、外すタイミングなどが意外に難しいという意見もあります。
営業先に行く時は、会社などの入口で外しましょう。会社内にマスクをしたままいくと、表情が読み取れないばかりかあまり顔が知られていない際は誰だか理解してもらうまでに時間がかかってしま恐れもありますので、マスクは訪問する前に外すのがマナーです。
もちろん、いつ外さなければいけないという決まりはないので、会社内にマスクを着用したまま訪問するのがいけないというわけではありませんが、やはりマスクを着用していて表情を読み取ることができないため、どうしてもの時以外はマスクを外した状態で訪問することをオススメします。
また、マスクを着用していなければいけない時は、一度外した状態で訪問し、マスクを着用しなければいけない理由を述べた上で、マスクをすれば問題ありません。断ってからであれば、いやな印象を与えることはありませんので、心配することはないでしょう。
そして、外したマスクをどうするか・・・。無造作に机の上に置いたり、カバンやポケットに突っ込むのは印象が悪いです。マスクには唾液や菌が付いているのですから、相手によっては不快感を露わにせずとも、心の中で「ええ~止めて!」と思っている場合があります。この辺りは個人差がありますが潔癖症の人などは耐えられない場合もあります。
マスクケースというアイテム。こちらをカバンに入れておきましょう。
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マスクケースは最近いろいろなデザインも出ています。ビジネスユースならシンプルな白でスマートに。物足りないならシールでカスタマイズもできますね。
営業の仕事をするならば、どんな人にも良い印象を与えたいものです。マナーの一つとして常備をおすすめします。
マスクには付けるタイミング、外すタイミングが何となくあります。これらに気を付けて営業先での商談を行っていきましょう。
マスクを着用して仕事をするときのマナーはどんな人と接するかによる
マスクをした上で仕事をすることに対してのマナーは、仕事する相手によって変わります。
事務所内での仕事で同じ会社の人と接するような機会が多い日は、マスクをしたままでも構わないですよね。普段の会話の中で、風邪だとか花粉症だとか、マスクをつけている理由を話しておけば全く問題ないのが大半です。私は社内の人間であってもマスクを着用することを一言断るようにしています。
意外と気遣いが必要なのが、外国人と仕事をする場合のマスクマナー。海外はマスクをする習慣が少ないと言われています。昨今の中国や東南アジアは外気汚染でマスク着用が多いのでまだ理解されやすいですが、欧米の方と会う機会には、マスクの着用には注意した方がいいかもしれません。
アメリカだとマスクをしていたら「強盗」の印象がまず浮かぶとか。他には埃や薬剤を使用する作業員のイメージ、医療関係者のイメージであり、一般人がマスクを常用していると不思議なんだそうです。ヨーロッパ圏でも中南米でも同じくマスクは常用するものではなく、珍しいそうです。あとは変な病気を持っていると思われるとか!
日本人の習慣として『相手へ風邪をうつさないようにという気持ちとマナー』でマスクをしているのだと一言申し添えるとよいでしょう。日本のマスク着用の歴史としては、戦前に厚生労働省(昔の内務省)が児童・生徒の風邪対策および公衆衛生の改善策として、国を挙げてマスクの着用を指導したのだそうです。日本特有の習慣なんですね。
体調がすぐれないような時はできるだけ代理を立てたいところですが、そうもいかないのが営業担当者の現状。マスクを着用する際はやはり一言断ってからマスクをするようにしましょう。断りを入れるのと入れないのとでは、相手に対する印象はかなりかわります。
おわりに
マスクをするのには人それぞれ理由があります。その理由が人に移してしまったら困るようなものである場合は、マスクを着用していた方がいいケースも多いですので、万が一来客などの対応をしなくてはいけないような時、営業をするような時は、マスクを着用していなければいけない理由を相手に伝えるのがマナー。使ったマスクの保管にも気を使っていきましょう!