こんにちは!Micaruです!
本日紹介する著書『「神」モチベーション』は,自己啓発で勉強や習い事に取り組む際に必要になるモチベーションの保ち方について,様々な考え方や方法を紹介してくれいている本です.
1.やる気を出す!『「神」モチベーション』の本概要説明
本書は,人が活動,挑戦,勉強において最も必要になる要素「やる気」を,自由自在にコントロールする方法を紹介してくれています.
まず,やる気の出し方は具体的に3つある.と説明されています.
それらの,各やる気の出し方を「ハイモチベーション」「アクションモチベーション」「ギャップモチベーション」という名称で解説してくれています.各モチベーションの特性を知って人生の活動に役立てる内容になっています.
1.1 : ハイモチベーションとは
「ハイモチベーション」とは,外部的もしくは内部的な影響を受けて,気合いを入れてテンションを上げている状態のモチベーションと解説されています.
例えば,オリンピックの試合やプロ選手のこれまでの苦労の道のりを知って「ウォー!!俺も負けてられない!頑張るぞー!!」となって,活動に取り組むようなモチベーションです.
このハイモチベーションは,何かを始めるキッカケにするのには非常に有効です.
しかし,このモチベーションだけに頼ると継続的な活動や努力につなげることは難しいと説明されています.
1.2 : アクションモチベーションとは
続いて「アクションモチベーション」について説明します.
アクションモチベーションとは読んで字のごとし,考える前に動くことでやる気を出させるやり方です.
初めはやる気がなかったのに作業をしていくうちにどんどんモチベーションが上がってきてやる気が出てくるモチベーションです.
例で説明すると,日々「部屋の掃除が面倒くさい」と思っているにも関わらず,ちょっとテーブルの上を片づけるつもりで始めた掃除が気づいたら家の隅々までキレイにしていた.という場面をイメージしてもらえるとわかりやすいと思います.
しかし,このアクションモチベーションにも大きな欠点があります.
合言葉は「そもそも最初から動けたら苦労しない!」です.
まず,最初の「動く」という動作が難易度が高い事が指摘されています.
1.3 : ギャップモチベーションとは
最後に紹介されている「ギャップモチベーション」を説明します.
これまでのモチベーション方法には大きな欠点があるため,やる気を継続されるためのメソッドとしてこの「ギャップモチベーション」を最も重視するべきと強調されています.
この「ギャップモチベーション」とは,こちらも字のごとしで,理想と現実の自分でギャップ(差)を作って,その差を勝手に埋めようとするロジックで行動を起こさせるモチベーション方法です.
文字だけで説明すると難しいので,たとえ話で解説しますね.
あなたは今日,ある女性とデートをする予定です.
日頃から気になっていて,やっと連絡先を手に入れて,アプローチを重ねに重ねてやっと掴んだデートのチャンスだと想像してください.
当日あなたはまさかの寝坊をしてしまいます.バスと電車の利用では明らかに30分以上の遅刻見込み…
走ってタクシーを使えばギリ間に合うか間に合わないかの瀬戸際です.
身支度もそこそこに,急いで家を出て,走って駅前でタクシーに飛び乗り,最短で到着できるよう運転手さんにお願いする.これらの行動を無意識で行うはずです.
これは正に「待ち合わせに時間通り到着している真摯な男」という理想の姿と「寝坊して遅刻したダメ男」という現実の姿,を埋めるために行動を起こしている現象です.
このように,気持ち云々でなく,理想と現実の自分の差を認識させることにより,自然と脳が「やらなければ」というマインドを持ち,勝手に勉強や練習などの行動を起こさせることがこの「ギャップモチベーション」の方法と解説されています.
1.4 : 未来記憶と過去記憶
ギャップモチベーションのモチベートを実践するときに必要になるのが,「未来記憶」と「過去記憶」です.
未来記憶は,何かを成し遂げた未来の理想の姿を想像することです.
「テストで100点をとってクラスで羨望のまなざしで見られている姿」や「仕事で大きな成果を上げて部署から賞賛されている姿」,「部活での成績が表彰されている姿」などが挙げられます.
過去記憶は,「過去の自分が成し遂げた事例」と「過去の自分の失敗事例」の2つの総称を示しています.
過去に何か成功体験があれば,新たな挑戦事での理想の姿と重ね合わせることで,ギャップモチベーションがより強化できます.経験値を理想の姿へ向かう活力にするのです.
成功体験がなくても,過去の自分の失敗事例と現実の自分の姿を照らし合わせる事も効果的と本書で紹介されています.
この前は,勉強をサボったからテストの点がよくなかった.だから,同じ状況で過ごすと同じ結果になってしまうぞ!っと失敗の経験を起動力にする方法も紹介されています.
2.本書の要約まとめ
本書では何か目標や成し遂げたいことがあれば,まず達成した理想の姿を思い浮かべること.
そして,その理想の姿と現在の自分が乖離している状態を,頭の中で思い浮かべること,気持ちの中で想像を膨らませることがとても重要だと強調されています.
特にギャップモチベーションをするに,現実と理想の姿を設定する際は,自分自身との比較でなくてもよいことも挙げられています.
例えば,大谷翔平選手なら今サボるだろうか?イチロー選手なら?尊敬している先輩なら?ライバルのアイツだったら?といった理想の相手を見つけて,その相手を偲んで,自分を奮い立たせる方法も紹介されています.
そして,モチベーションの強化するための「未来記憶」や「過去記憶」はたくさんのストックを持つことが効果的と述べられています.
たくさんの経験値を有するために,いろいろな物事に挑戦したり取り組んだりすることが重要と最後にまとめられています.
3.Micaruの実践レポート
私は2年前に,海外出向中のメキシコで英語(TOEIC)の勉強を始めた頃に,この著書と出会いました.
社会人になって早10年目になるタイミングで,テキストとノートを広げて机に向かう勉強という行為から久しく離れていたこともあって,勉強に対して中々モチベーションが上がらない日々に悶々と過ごしていたのを覚えています.
3.1 : Micaruの過去記憶
この著書を読んでまず最初に感銘を受けたのが,自分が学生時代に勉強に対したモチベートしていたことがしっかり文言化されて把握できたことでした.
この記事の中でもすこし紹介しましたが,良い点数をとってクラスの友達に「すげぇ!」って言われている姿や両親や祖母などに「すごいね!」「えらいね!」と言われる自身の姿を想像して日々勉強に取り組んでいたことを思い出しました.
そして,いつも良い結果を出したら手放しに褒めてくれる両親や祖父母だったので,無心で良い点数を出すことに集中できていました.
いま思い返すと,当時の自分のモチベーションの根幹を成しているのは両親の「褒める」というマネジメントがあったからだと気づかされました.
3.2 : 子供のやる気を出させる
私は未婚で将来の相手もいない状況ですが,ありがたいことに結婚できて,幸せな事に子供を授かる事があれば,このマネジメントを実践していかないといけないと思いました.
もし,お子さんがいらっしゃって,中々自発的に勉強や運動に取り組めていない状況でしたら,とにかく無心で「褒める」,そして成功した過去記憶をたくさん作ってあげるというのを子育ての中で取り入れてみてはいかがでしょうか?
3.2 : Micaruの未来記憶(現在進行形)
話を戻して,TOEICの勉強を進めるにあたって,「TOEICで良いSCOREをとった理想の姿」を構築するのにとても苦労しました.
なぜなら,良い点数をとっても特に楽しくなさそうだったからです(;´・ω・)
もう32歳のいい大人なので,今更親に褒められるのも気恥ずかしいですし,職場の人に賞賛されるのも厚かましい人に見えて,良いSCOREをとっても特に代わり映しない自分にしか行きつかなかったのです.(´;ω;`)
そんな時,「そういえば妹が海外留学してたけど,あいつはTOEIC受けたのかな??」とふと思い立ち,問い合わせてみると「680点が自己ベスト」との事でした.
その瞬間に「とりあえず兄として妹には負けてられない.そして,ちょっと超えたくらいでなく,圧倒的な点差をつけて」と理想の姿を構築できた瞬間でした.
中々大人になって羨望される姿を想像できない際は,嫌な上司や気の合わない同僚など誰かをライバルに設定して,そのライバルを圧倒する!というマインドで未来記憶をつくることもオススメします.(=゚ω゚)ノ
4.著書リンク
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