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そうめんの賞味期限は何年?寝かせるといいって本当?残りの保存方法は?

そうめんの賞味期限は何年?寝かせるといいって本当?残りの保存方法は?

もらったそうめんが大量に余ることがありますよね。私も親や親戚から夏になると大量にもらい、夫と二人で食べるのに苦労します。保存がどれくらい利くのか、保存の方法についてもシェアしたいと思います。あと、寝かせたら旨くなるそうめんについても、注意点を述べておきます。

そうめんの賞味期限は何年が限界なのか

そもそも、そうめんは一体どのくらい持つのでしょうか。

これは、そうめんの質により異なります。
基本的には、そうめんのパッケージに書かれた賞味期限に従うことになりますが、

標準的には、

半生のものは2~3か月くらい
紙箱やビニール包装の、スーパーなどで買えるものは1年くらい
木箱に入った乾麺は2年くらい
高級手延べそうめんにおいては、3年以上持つものもあります。(揖保の糸や三輪素麺など)

半生のものは当然賞味期限が短いのですが、乾麺の場合は、小麦粉だけでつくられた安いものは賞味期限も短く、
高級な手延べ素麺ほど賞味期限が長いものです。

これは製造方法の違いでもあるのですが、

きちんとした手延べそうめんは、製造過程で細く伸ばす際に、油を麺の表面に塗ることで麺のコシを出しています。
そのせいもあって、長期保存が可能になっています。

「賞味期限」というのは、「おいしく食べられる期間」ですので、実際の保存の限界ではありません。

「消費期限」はそれをすぎたら安全は保証しないという意味ですので食べないようにしないといけないです。

なので、「賞味期限」の記載を超えても食べられることになりますが、
どこまで食べられるかは、保存状態にもよります。

カビが生えたり、虫とかついてなければ食べることは出来ると思います。

臭いが付いている場合は、油で処理されている素麺であれば茹でてみます。ゆでても臭みが取れなければ、止めておきましょう。

ちなみに、茹でたそうめんの冷蔵庫での賞味期限は2~3日程度です。

そうめんを寝かせるとおいしい?でも注意点あり!

そうめんは、放置して寝かせたほうがおいしくなった!という話を聞いたことがありませんか?

実は素麺は3年以上寝かせた物を特に「古物(ひねもの)」と呼び、高級品になります。

お中元の品でも、「古物」と書かれた木箱に入った極細の素麺はいいお値段がします。

ちゃんとした手延べそうめん(手で細く長く伸ばしたもの)は、棉実油やごま油を麺の表面に塗ることで
コシを出しているのですが、

その油が時間とともに小麦粉になじみ、油の酸化の熱で小麦のたんぱく質が熟成し、
素麺自体が発酵したような効果が得られ、
寝かせるほどにおいしくなります。

この状態のそうめんは、色も少し飴色をしていて、乾いた状態だと少々油の臭いがするのですが、茹でるとその油臭さが抜け、強いコシと喉越しを持っています。

なので、長期保存したそうめんがおいしくなるということは本当です。

ただし、油を使用した、手延べそうめんでないと、この効果は期待できません。

スーパーで安価で売っている小麦粉と塩だけで作られた素麺は、どんなに寝かせてもおいしくないです。

もし、高級手延べそうめんをもらったら、寝かせるとおいしくなります。
紙袋など、通気性の良いもので包み、湿気に十分注意して、保存します。

うまく保存できれば、素麺の味わいを深めることができます。

一般家庭ではなかなか保存状態を保つことが難しいですが、興味がある人はまずは余りモノそうめんでチャレンジしてみてはいかがでしょう?

そうめんの残りの保存方法。乾麺の場合とゆで麺の場合

そうめんが余った時の基本的な保存方法です。

まず、茹でた素麺の場合。 大量に茹でて余ってしまうことがありますよね。

単純に冷蔵庫で保存するなら、2~3日が限界です。

もしそれ以上保存したいのであれば、冷凍保存がいいです。

ジップロックなどの保存袋に素麺をざっくりと入れて、冷凍します。
固まったら、一度ジップを開けて、空気を抜いてから、サイド冷凍庫で保存するようにすれば、形崩れしません。

冷凍しておけば、2~3週間は保存が可能です。

解凍するときは、湯通しするのがベストです。アツアツの出汁に直接入れて煮てにゅうめんにしてもいいですし、お味噌汁に入れるのにも便利ですね。

乾麺の保存方法は、湿気との戦いです。
密閉容器で乾燥剤を入れて保存するのもいいですし、とにかく風通しの良いところで保存するようにします。

湿度管理が難しいのであれば、冷蔵庫で保存するのがお勧めです。

タッパーなどの密閉容器に入れて、冷蔵庫に入れておけば長持ちします。
ただし、容器ごと外に放置したり冷蔵したりを繰り返すと結露になりますので避けてくださいね。
必要な量をさっと取り出して、使いましょう。

保存の際に気をつける点としては、そうめんは臭いが付きやすいので、香りが強い食材と一緒には置かないようにしましょう。
乾麺も、茹でた後でも簡単に臭いがついてしまいますのでご注意を。

おわりに

夏の食卓、そうめんばかり続くと飽きてしまうイメージがありますが、長期保存が可能な食品なので、
上手に保存して、年間通じてアレンジして楽しめるといいですよね。

参考にしてみてくださいね。