大阪の夏の風物詩、天神祭。7月25日に行われる花火も是非楽しみたいところです。天神祭の屋台も楽しめて、最後の花火までしっかり見える、おすすめスポットをご紹介します。会社が大阪なので毎年天神祭はチェックしていますが、やはり打ち上げ場所から程良く近くで見るのが良いです。
天神祭の花火がよく見えるおすすめスポットの条件
天神祭は、京都の祇園祭とともに、関西屈指の有名なお祭りです。日本三大祭りの一つとして全国区でも有名ですので、大阪人は毎年楽しみにしていますし、県外からもたくさん人が訪れます。
天神祭といえば、お祭り自体の見どころもありますが、やはり花火が盛り上がります。
天神祭の花火は、大阪の街の中心部で行われるのが特徴です。
また、近くに大阪国際空港(伊丹空港)があるため、打ち上げ花火の高さはそれほど高くはなりません。
この、開催場所と打ち上げ高度の制限の関係があり、花火をしっかり見ようと思うと、離れた場所だと、ビルが邪魔になりますし、遠方の高層ビルからだと、花火を見下ろす感じになってしまうこともあり、どうしても良く見えるお勧めスポットは、打ち上げ場所の近くになってしまいます。
結果、多くの人が打ち上げ場所の近くに集中して見に来ることになってしまいます。
奉納花火は、大川を挟んで、
毛馬桜之宮公園大川一帯(大阪市北区天満一丁目、造幣局横)と
桜ノ宮グラウンド(大阪市都島区中野1丁目)の、2か所で打ち上げとなります。
毛馬桜之宮公園(造幣局側)は、文字花火、桜の宮側は打ち上げ花火です。
大川の川沿いで花火が打ち上げられるので、川沿いか、大川にかかる橋の上が、花火を見るにはベストポジションとなります。
桜の宮グラウンドの打ち上げ場所から一番近いのが「源八橋」
2か所の打ち上げ場所の真ん中に位置し、両方が見られるのが「桜の宮橋」
この2つの橋の上は、大人気スポットのため、大混雑します。
最寄りの桜の宮駅もかなりの人出となります。16時ごろから花火の場所取りが始まります。
到着は余裕を持って行ってください。17時以降だと、30分くらい駅のホームから改札を出られないほどの混雑となります。
ですが、もう少し離れた場所でも、打ち上げ花火はきれいに見えます。
造幣局からさらに川沿いに南へ下り、「川崎橋」の東側まで行けば、
別の駅からのアクセスが可能で、そちらのほうが混雑はだいぶましで、動けないほどの人混みではありません。
私は個人的には、この川崎橋付近での花火観賞をおすすめしたいです。桜の宮は確かにベストスポットですが、あまりの混雑に風情を楽しむ余裕もなく、帰りも人の流れが長時間動かず、苦労します。相当体力と時間を消耗してしまう気がします。(^^;)
川崎橋までくれば、まだ動ける余裕が多少あります。
また、公衆トイレがすぐ近くにありますのでその点でも安心です。打ち上げ場所からも近く、程良い距離感で花火を楽しめます。
天神祭の屋台も楽しめるおすすめエリア
祭りのもうひとつの醍醐味といえば「屋台」ですね。
午前11時から午後11時まで、24日、25日の2日間とも屋台が出ています。
早いお店は、9時頃から開いているところもあるようです。
屋台が並ぶ場所は大きく分けて、「大川の川沿い」「天神橋筋商店街」「大阪天満宮境内」の3か所です。
中でも、大川の川沿いは花火を見ながら屋台も楽しめるとあって、多くの人でにぎわいます。
なので、花火前に屋台で食べ物買ったり楽しみたいのであれば、余裕を持って行ってください。
逆に、混雑が少ないのは、大阪天満宮の境内です。JR大阪天満宮駅、地下鉄南森町駅からすぐ、天神橋筋商店街から横道に入ったところにあります。
天神祭は本来、大阪天満宮の御祭祀なので、天満宮へのお参りをするのがいいのですが、結構スルーされる方が多いです。
大阪天満宮の境内も屋台がたくさん出ています。
本殿正面からだと混雑しますが、本殿の裏側にあたる「JR大阪天満宮駅」・「地下鉄南森町駅」からだと、規制されることなく境内に入れますので、利用されるといいですよ。
天神祭奉納花火打ち上げ場所が見えるおすすめコースはこちら!
では、花火も屋台も楽しめるコースをまとめます。私もこのコースで天神祭を楽しむことが多いので、個人的にお勧めとしています。
1.天満宮お参り&花火コース
地下鉄の南森町駅か、JRの東西線の大阪天満宮駅で下車します。
大阪天満宮をお参りし、境内の屋台などをいろいろ見て回ります。時間に余裕があれば、天神橋筋商店街の入り口あたりまで足を延ばしても良いかもしれません。人混みがすごいので、あなたの体力と気力にお任せします(笑)
その後、天満宮を南西へ歩き、川崎橋まで徒歩で移動。だいたい大人の足で25分程度でつきます。川崎橋を渡れば、大川河川敷に屋台がたくさんありますので、お腹を満たすなりして、花火の時間まですごします。
川崎橋自体が歩行者・自転車が例年18時ごろから23時ごろまで通行止めになりますので、対岸にわたる時間を気にしておく必要がありますね。
もしくは、大阪天満宮駅から、JRでひと駅、大阪城北詰駅まで電車で移動するのも便利ですよ。
2.花火直行コース
JRの東西線、大阪城北詰駅で下車します。
JRの大阪城北詰駅は、他の駅と比べて利用者数が少ないため、穴場と言えます。
駅を出るとすぐ、大川の東側に出ます。先ほどご紹介した、川崎橋がすぐ目の前です。
そして、川崎橋にいくまでの川岸には屋台がズラズラと立ち並んでいます。
18時ごろから混雑が始まりますが、大阪城北詰駅は、他の駅と比べるとまだ空いているほうです。
一般的な食べ物系の屋台がたくさん出ていて、花火までの時間を屋台で楽しむことができます。
いずれのコースも帰りも大阪城北詰駅から帰ると便利です。
花火は19時から20時半ごろまでですが、終了後1時間ほど待てば、楽に電車に乗れるようになります。
まとめ
JRの大阪城北詰駅は、兵庫・神戸方面からは、尼崎から東西線に乗ればOKです。
京都方面から来られる方は、JRの大阪駅で降りて、徒歩にて北新地駅まで歩いてください。案内板に従って行けば、5分程度で移動できる距離です。北新地駅からJR東西線で、次の駅が大阪天満宮、その次が大阪城北詰となります。
毎年150万人の人出でにぎやかになる天神祭、あまりの人混みに、花火を見るのをあきらめる人も出てくるようですので、ぜひ上手に回ってくださいね。