２０１９年１０月 蠍座の新月は、１０月２８日 １２：３９から始まります。
ピンク色の時間帯が、新月開始から8時間です。願いが叶う力が最も高い時間帯です。
この時間帯に願い事を考え始める、書き始める、 というように作業をスタートさせるといいです。
今年も残りわずかとなってきました。西洋占星術では春分の日から１年を考えることも多いのですが、やはり現代では１年の区切りは意識されやすいです。どのように過ごしていくか、締め切りがあると意識もしやすいですね。そろそろ新しい年に向かって世の中も動き出していきます。私たちも今年と来年という年の変わり目を意識してみましょう。
では今回は、蠍座の性質から、新月の願い事が叶いやすいテーマを紐解いてみましょう。
蠍座は生と死の持つ闇や魅力を表すサインです。
尾の先端に毒針を持つ蠍は闇の世界の象徴。一刺しで死に至らしめる毒をもちながら生きている両面性には独特の暗い魅力があります。生と死は性的な魅力、エロスとタナトスにつながります。両極を行き来する深い変化は蠍座の大きなテーマです。
毒からは媚薬や中毒性のあるものもイメージに入ってきます。
そして、ひっそりと闇の中に潜み、身の危険を感じると毒針を振りかざして襲いかかり、偏執的といえるまでに相手に絡んで死に至らしめます。その様子からどっぷりと耽溺したり、人の心の闇の部分まで深く踏み入ることもテーマです。
例えば、分野でいえば人の心に深く踏み入る心理学や心理を扇動する政治的側面やカリスマ性に関する願い事は叶いやすいテーマです。
また、相手の気持ちを深く理解し、お互いの深い部分に立ち入った強固な絆づくりや関係づくりもテーマになってきます。恋人同士であればそれこそ心中してしまいかねないような深い関係といえばイメージが付きやすいでしょう。命を共にするような感情です。
絆を深めることから、精神面ではソウルメイトやツインソウルのような次元を超えた関係性もテーマになってきます。まるで魂が一つであったかのような、自分の一部であったかのような関係性。すでにソウルメイトに出会っている人は関連する願い事が叶いやすいですし、ツインソウルとの再会を願う人はテーマに入れてもよいでしょう。
自分の深い部分とともに、他人の深い部分にも踏み入っていくこと、他人へのコミットメントも蠍座のテーマです。
人間関係は相手と自分の境界線があります。ここまでは自分がしてあげられるけれど、これ以上は踏み込めないというラインがあるはずです。しかしその線を越えて献身的にであれ情熱的にであれ、まるで自分の一部のように関わり一つになろうとするのが蠍座のコミットメントです。そんな関係を築きたい人はぜひ願い事に書き込んでください。
肉体面では性的な関係を充実させることもテーマになります。最近取り上げられている夫婦のセックスレスの問題もテーマとして最適です。体の関係を充実させたい人はぜひこのタイミングを生かしてください。
金銭面では相続やローンや税金など信用や関係性の上でのやり取りがテーマになります。特に生死に関する相続は格好のテーマとなります。
次に大きな視点で見てみると、蠍座は毒をもちながら生き生と死の両極を行き来することから、快楽と依存というプラスの面とマイナスの面を両方含むものもテーマになります。
依存を解決するための「自制心」もテーマとして叶いやすいです。どうしてもやめられない癖、たばこやお酒や薬物などの中毒性のあるもの、人間関係でも依存で離れられない恋人と別れることなども適しています。離れられないけれど人生を崩壊させてしまうような行動を取ってしまう人は、ぜひ自制心を取り戻すための願い事を書いておきましょう。
自制心で己を律することができる人は、自律して洗練された自己を保つことができます。深く人の闇を知りながらも自立している様子はミステリアスな魅力となるはずです。
心の深い部分に秘めた思いや、表に出ない闇の部分など、「秘密」も蠍座が得意とするテーマです。自分の中の秘めたる思いを成就させるのもテーマとしていいですし、恋人やパートナーとだけ共有している秘密を大事に守り通すこともテーマにできます。大きな秘密でばれたら関係が崩壊するようなものは、口に出さないようにするのにも精神力を消耗します。ついうっかり、とならないように願い事で宣言しておくのも一つの手です。
蠍座のテーマになる体の部位は、直腸・結腸・膀胱といった排せつ器官と、生殖器官です。PMSなど女性の生理にまつわるものもかかわります。性病もテーマに含まれます。生と死をつかさどる蠍座らしい部位ですね。
そのほか、蠍座の願い事の書き方、文例などはこちらもどうぞ。
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