インフルエンザってつらいですよね。治るまでにどのくらい期間が必要なのでしょう。熱を早く下げたいと誰もが思いますが、方法はあるのでしょうか。頭痛や関節痛にも悩まされますが、特に頭痛はつらいですよね。対処法を調べてみました。
インフルエンザが治る期間はどのくらいかかる?
一般的にインフルエンザが完治するまでの期間は約1週間。これは、検査を受けた時間、その人の体力や免疫力などによって異なりますが、目安としては1週間ほどとなっています。ただし、乳幼児や高齢者がインフルエンザにかかると、合併症を引き起こしてしまう恐れもありますので、経過観察をすることがとても大切です。
また、病院に行き薬をもらうと、薬が飲み終わって治っているであろう日にもう一度来院するよう促されたり、医師から「○○日には通常の生活に戻っていいですよ」などと予め良しとされる日にちを言われることがあります。熱が下がってからどのくらいで行くことができるかどうかは、その時の体調などによっても異なりますので一概には言えまませんが、1週間というのがだいたいの目安です。
あんなに関節が痛くて高熱にうなされていた時間があったにも関わらず、医師から処方された薬を飲んだら、1日ないし2日くらいで熱が下がる場合があるので、あたかもインフルエンザが治ったように感じますが、実は熱が下がったからといってインフルエンザが治ったというわけではありません。仮に、熱が下がったからといって会社や学校に行くと、他の方にうつしてしまう可能性は決して低くはありません。ですので、インフルエンザが完全に治るまでにかかるある程度の期間というのは知っておく必要があります。
熱が下がったからといって無理をせず、ウイルスが体外へ完全に排出されるまではしっかりと休養を取り、体力、免疫力をつけることが大切です。インフルエンザにかかった時は、とにかく寝て体力を付けるようにしましょう。
インフルエンザで早く熱を下げる方法はある?
節々の痛さに加えてうなされるような高熱が特徴のインフルエンザの熱は、通常の解熱剤では通用しません。もちろん、解熱剤は熱を下げる薬ではなく症状を緩和させる薬ですから、インフルエンザの時でも熱は多少さがるものの、平熱に下がるということはほとんどありません。
インフルエンザについては、病院に行ってタミフルないしリレンザなどインフルエンザを治療するための専用の薬を服用しなければ、治るのにかなりの時間がかかります。その間に症状が重症化してしまう恐れもありますので、高熱がでたら、自分であれこれするよりは、とりあえずは病院に行くようにしましょう。
また、インフルエンザの熱は、処方してもらった薬を服用してとにかく横になって休養を取ることが熱を下げる一番の方法となります。薬を飲むと比較的早い段階で熱は下がりますが、この時に少し楽になったからといっていろいろと動き回っていると、治るものも治りません。
インフルエンザの時くらい、良く休んで横になる。これが体力や免疫力、回復力を高めてくれるので、熱もスムーズに下がってくれます。そして、しっかりと水分を取り、食べれるものを食べるようにすることも忘れてはいけません。部屋を暖かくしてしっかりと加湿すること。脇の下を冷やしたりするのも熱を下げるのに有効です。
確実に熱を早く下げる方法というのは残念ながら科学的に確立されてはいませんが、処方された薬をしっかり飲んで良く休んで、水分を取り食べれる物を食べるようにするだけでも、熱の下がり方はかなり違います。私はインフルエンザにかかったら、まずしっかり休んで熱を下げることに専念しています。食べれない場合は無理することはありません。食べ物を消化するにもエネルギーを使います。食べられない場合はそのエネルギーもないってことなので、無理は禁物です。余裕が出てきたら消化の良いものを少しずつ食べましょう。
とはいえとにかく水分摂取は必要です。スポーツドリンクでもいいですが・・・。
私のおすすめは梅干しの入った番茶を飲むことです。体が温まっていいということもありますし、梅がインフルエンザにいいと、梅の産地紀州和歌山で研究結果がでたというニュースを新聞で読んだことがあるからです。梅干しを作る際にでる梅酢に含まれる「梅酢ポリフェノール」に、インフルエンザウイルスの増殖を抑え、感染力を弱める効果があることが分かっているそうです。すっぱいので苦手な人もいるかもしれませんが、お茶に浸すとマイルドになりますのでいただきやすいですよ。いきなり熱が下がるなんてことはありませんが、回復は早くなると思います。ぜひ試してみてください。
インフルエンザの頭痛を早く治すためには?
インフルエンザと聞くと、関節痛や高熱のイメージが強いところもありますが、実は頭痛を訴える方も少なくありません。インフルエンザでなぜ頭痛が起こるのかというと、ウイルスが体内に侵入した際に分泌されるプロスタグランジンという物質が原因だと考えられています。この物質は血流を良くして血管を拡張したり発熱を強めるウイルスの動きを活発にさせるという特徴があります。これらが原因となって頭痛や関節痛といった痛みを覚えます。
インフルエンザの時は、とにかく処方された薬の用法と用量を守ってしっかり飲むことが一番早く治す近道になります。そしてしっかり休む!とにかく横になっておいてください!! 体を起こしてテレビを見ていると意外と休めていないんです。スマホを眺めるのも目や頭に刺激があるので神経が安まりません。目を閉じて横になる、シンプルですがそのほうがインフルエンザの頭痛を早く治すことができます。
また、頭痛は冷やすことによって痛みが和らぎます。なので、高熱による頭痛の時は、氷枕などをして頭部を冷やしてあげると頭痛を緩和させることができます。痛みがある時は解熱鎮痛剤を服用するのも対処法としては適切です。痛みの物質であるプロスタグランジンの分泌を抑制してくれる働きがあるので、頭痛を素早く緩和させることができます。
ただでさえ高熱で辛いインフルエンザですので、できる限り薬を飲みたくないという方もいるかもしれませんが、解熱鎮痛剤を利用して早く痛みを緩和させてあげた方が自分自身もとても楽なはずです。熱は下がりませんが頭痛の症状は緩和されます。お医者さんに相談してみるといいでしょう。
薬を飲む、横になってしっかり休む、患部を冷やす、そして水分をしっかり摂りましょう。数時間寝られれば、解熱鎮痛剤が効いて頭痛から解放されているはずです。
まとめ
インフルエンザを早く治したいと思うなら、じっと寝ておくのが鉄板です。大抵はしんどすぎて寝ているしかないと思いますが、頑張り屋さんは動き回ってしまい、長引かせることもありますので注意してくださいね・・・。