結婚式を挙げないカップル、いわゆるナシ婚。最近は増えてきていますね。ナシ婚で入籍だけで済ませたい!と思っているものの、巷ではナシ婚は離婚率が高いという噂もあり気になる人もいるかも。結婚式をしないと将来後悔してしまうものなのでしょうか。私の経験も踏まえてお話したいと思います。
ナシ婚は離婚率が高いという噂は本当か?その理由は?
2015年2月26日放送の「ノンストップ!」(フジテレビ系)で神田うのさんが、ナシ婚夫婦は離婚率が高いというデータを使って結婚式の必要性を語っていました。
入籍3年以上の既婚男女600人と現在独身の離婚男女300人に質問したところ、「挙式と披露宴を両方とも行った」とする回答は既婚者で60.7%だったのに対し、離婚者では41.3%。
逆に「入籍のみ」(結婚式を挙げなかった)の回答は、既婚者では9.5%だったが、離婚者では26.3%。
友人らに盛大に祝ってもらうことが離婚の「ストッパー」の役目を果たしてくれるとのこと。
この数値が話題になり、ナシ婚は離婚率が高いと話題になりました。
ですが、本当にこの数値と結論は正しいのでしょうか。
調査数が少ないですし、
しかも既婚男女と離婚男女の母数が倍近く違う・・・。
それに、ナシ婚にする理由は経済的な理由や、妊娠、いわゆるさずかり婚で止むをえない場合もあれば、
夫婦ともに結婚式をあげることに興味がない場合も、現代では十分にあります。
2014年の婚姻件数64万9,000組(厚生労働省2014年人口動態統計)に対し、結婚式件数は35万組。入籍だけで結婚式を挙げない、ナシ婚は約半数とも言われています。
神田うのさんは、ウェディングドレスブランドをプロデュースしているんですから、結婚式市場が大きくなってくれないと困りますよね。
個人的にどうも公平な意見とは感じられません・・・。
ちなみに、私自身がナシ婚です。
結婚して3年以上経ちますし、夫婦仲は良いです。
私も夫も、派手な結婚式には全く興味がなかったため、結婚式もフォトウェディングもしませんでした。
みんなのウェディング「ナシ婚」に関する調査 2015 では、
「ナシ婚」の三大理由は4年連続
1位:経済的事情(23.1%)
2位:さずかり婚(20.6%)
3位:セレモニー的行為が嫌(15.5%)
だったそうです。
私は思いっきり3位の理由に該当するのですが・・・。将来離婚してしまうのでしょうか?
今のところ、その気配は全くありません。
ナシ婚にしたら後悔しない?
ナシ婚にしたら、やっぱり後悔するものでしょうか。
これは、ナシ婚にした理由にもよると思うのです。
経済的理由ひとつをとっても、
本当に結婚式がしたくてたまらない夫婦が、お金がなくて止むなく入籍だけにした場合、
パートナーが結婚式を望まなかったから、片方が折れた場合
など、
したくてもできなかったパターンは、後悔しやすいのかもしれません。
私などは、母親から、「歳をとってから、結婚式しておけばよかったと、若い頃の自分をもったいなく思うぞ!」と言われたりもしました。
もしかしたら、今は興味がなくても、年齢を重ねると後悔するということもあるのかもしれませんね。
(今のところ私は全く後悔はしていないのですが・・・。)
結婚式以外で、例えば旅行だとか、写真だとか、何か他に記念や思い出を残すカップルなんかは、それほど後悔しないのかもしれません。
何か結婚式以外に、夫婦のイベントを作るのも一つの手ですね。
これは私の超個人的な意見ですが、
もし、将来結婚式を挙げたほうがよかった、ウェディングドレスで写真を撮っておけばよかった、と思ったなら、
遅くはないです。
思ったときにやればいいと思うのです。
今、経済的に難しいのであれば、夫婦で頑張ってお金を稼いで、遅くても将来、結婚式ができればいいのでは?と思います。
私の友人(女)も10代で結婚して、お金がなくて入籍だけしてました。
20代で子供も生まれてから、やっぱりウェディングドレスが着たくて、親族だけで入籍記念日に結婚式をやりました。
大人の女性の魅力にあふれていましたし、
結婚式をすることで、さらに夫婦のきずなが深まったとも言っていました。
そういう事例もあるんですよね。
柔軟に考えられてはいかがでしょう?
もし、自分は結婚式をしたいのに、相手がしたくないと言う場合もあると思います。
その場合は、しっかり相手に自分の気持ちをぶつけましょう。
とことんまで。
それで相手が変わるかどうかはわかりません。
でも、お互いに、どうしてやりたくないのか、どうして結婚式をしたいのか、
徹底的に話をしたほうが良いと思うのです。
これから夫婦生活が始まるんです。最初の段階で本音でしっかり話ができないと、
結婚してからの生活でもお互いのことがわかり合えず苦労することになります。
後悔する時というのは、元を辿れば、何かを決めるときに、
自分の本音を見つめず、深く考えずに、他人の意見だけで決めてしまうときに良くおこります。
是非、本気で気持ちを打ち明け合ってほしいと思います。
そうすれば、結婚式をするしない、どちらになったとしても、
夫婦としては理解が深まるんじゃないかと思います。
そして、ナシ婚を選んだなら、世間の目や周囲の声に不安にならなくても良いです。
先の統計でも、様々な理由で、半数の人がナシ婚ですし、
自分の意志で決めたことに自信をもって、堂々としておけば良いと思います。
ナシ婚の場合食事会くらいはしたほうが良い?
さて、ナシ婚とはいえ、両家の親族を呼んで食事会ぐらいはしたほうが良いのでは?という意見もありますね。
先ほども紹介した、みんなのウェディング「ナシ婚」に関する調査 2015 では、
結婚を機に行ったことトップ2は
1位:結婚指輪の購入(64.6%)
2位:身内だけの食事会(60.8%)
だそうです。
指輪は購入する人も多いでしょうね。指輪じゃなくても最近はネックレスとかも出ていますし、
結婚の証として用意するカップルが多いと思います。
2位の食事会ですが、これも、両家の親族を呼んで、良いレストランや料亭で食事をするというもの。
レストランウェディングほどではないにせよ、少しセレモニーのように演出する場合もありますし、
本当に両家の顔合わせ程度に気軽な食事をする方法もあります。
食事会もするしないは、新郎新婦で決めればいいと思いますが、
例えば親が結婚式を望んでいるにも関わらず、自分たちはナシ婚を選んだ場合などにも、
親への顔向けとして開催すると、わりと納得を得られたりします。
「なにもしない」では家族が納得しない場合の一つの方法として、食事会は良いようです。
また、
結婚式はしないけれど、一つのけじめとして、両家の家族の前で、結婚を宣言する機会にしたという人もいます。
披露宴をするよりは圧倒的に安く付きますから、何もしないのはちょっと・・・。と思っている人にはちょうどいいから人気なのかもしれませんね。
まとめ
結婚のスタイルも多様化しています。いろんな結婚があっていいと思うし、ナシ婚もありだと思います。
いろんな理由や事情があって、式はしなくても、結婚はするんです。
これから夫婦でやっていくという決意やけじめは
自分たちの中でしっかり持っておきたいものですね。