2023年:【お知らせ】ブログ更新と運勢占い 更新再開します

食中毒の痛みの特徴は?何時間後に痛む?体が痛いのも症状?

食中毒の痛みの特徴は?何時間後に痛む?体が痛いのも症状?

まさか食中毒?お腹の痛みが尋常じゃない・・・。たんなる一時的な腹痛で放っておけばいいものなのか、すぐにでも病院に行くべきか?まよう余裕があれば大丈夫なのかと高をくくると大変です。食中毒の症状の特徴をまとめてみました。

食中毒のお腹の痛み方の特徴は?何でわかる?

腹痛が起こった時、これが食中毒なのか?を見分ける方法はどうしたらいいでしょうか。お腹の痛み方に特徴はあるのでしょうか。

食中毒と一口にいっても、感染する菌の種類によって症状の出方も発症時間も異なります。お腹の痛み方にも、下痢や嘔吐を伴うのが一般的ですが、菌の種類によっては虫垂炎のような激しい腹痛(エルシニア菌)と表現されるものもありバリエーションがあります。

特に腹痛が激しいのが腸炎ビブリオ菌、O157です。

腸炎ビブリオ

魚介類からよく感染します。感染から8~24時間以内に発症し、激しい腹痛と下痢が続き、脱水症状を起こします。

大腸菌O157

肉や井戸水からよく感染します。感染から2~10日で発症し、激しい腹痛・下痢が続き血便が出ます。尿毒症になりケイレンや意識障害をひきおこすこともあります。

こういった強力な菌による食中毒は、腹痛で済まされるどころの痛みではない!という想像をはるかに超えたレベルの症状が出ますので、間違いなく救急車です。酷い場合は、意識を失ってしまうほどの痛みに襲われることもあるようです。

夏の傷んだお弁当など出浴発生する黄色ブドウ球菌などは、感染から3時間以内に発症し、吐き気や下痢を伴って、ほぼ24時間以内に回復しますので軽い部類に入ります。卵や肉についているサルモネラ菌も38℃前後の発熱と下痢を繰り返します。

牡蠣を食べた時に感染するノロウイルスによる食中毒も、吐き気・下痢・腹痛を引き起こすし、ときに38℃前後の発熱と脱水症状を伴います。

食中毒の症状は、ウイルスなどの種類によって発症するまでの期間が変わるという特徴を持っています。ウイルスの種類はいくつもあり、それらの特性を把握していることで自己診断することも可能だとは言われています。また、ウイルスの種類やその時の免疫力や体調などによって変わることもあります。

ですが、共通している食中毒の主な症状は下痢やおう吐、腹痛、発熱です。腹痛のレベルに加え、腹痛とともに下痢と嘔吐がきたら、食中毒を疑いましょう。

嘔吐や下痢などの症状が出たらまずは病院を受診しましょう。検査をすることで何のウイルスで食中毒を起こしたのかを診断することができます。自力で治るようなものでもないので、医療機関を受診することは大切です。

 

食中毒は食べて何時間後に症状がでるものなの?

食中毒といっても、ウイルスにもいくつか種類があります。それぞれの種類によって症状が出るまでの時間、潜伏期間なども異なってくるので一概にどのくらいで症状が出るということができません。

サルモネラ菌の潜伏期間は1~5日で、下痢などの症状が出るまでには6時間~48時間と言われています。また、腸内ビブリオは、菌が体内に入ってから発症するまでの時間がかなり短く、12~24時間となっています。潜伏期間が短いほど症状が重くなることが多いとされていますが、早めの受診で2~3日で回復に向かうことも多いとされています。黄色ブドウ球菌は3時間程度で発症します。

さらに、O157は、症状が出るまでに数日かかると言われていて、菌の滞在期間は3~9日と長いのが特徴です。ただし、5~72時間ほどで嘔吐や下痢といった症状が出ることも少なくありません。

ノロウイルスは、潜伏期間が1~3日ほどあり、下痢や吐き気、腹痛に発熱といった食中毒ならではの症状が出ます。通常であれば3~5日ほどで回復することが多いとされていますが、幼児や高齢者になると回復するまでに時間がかかることもあります。

 

食中毒で体が痛いこともある?お腹だけじゃないの?

食中毒の菌はいろいろな種類があり、多くは下痢や発熱、嘔吐や吐き気といった症状ではありますが、全身に痛みが出たり関節に痛みを生じるような食中毒の菌もあります。

たとえば、チフス菌という菌は、人にしか感染することがなく、衛生状態が良ければ発生する数もかなり少なくなるので、全くというわけではないものの日本ではチフス菌による食中毒はあまりありません。ただ、このチフス菌による食中毒の症状には、関節痛や全身のだるさなどを伴うことがあり、腹痛や下痢は他のウイルスに比べると少ないのが特徴です。

また、カンピロバクター菌も筋肉痛など全身に痛みが及ぶような症状が出ることがあります。これは牛肉や鶏肉などの加熱が不十分だったりすることにより感染します。

さらに、パラチフスA菌も、高熱が続き頭痛をはじめ関節痛や全身のだるさなどの症状が出ます。チフス菌に侵された食べ物を食べたりすることで発症しますが、日本では発生件数はかなり少ないです。

症状はかなり重くでることもあるようです。お医者さんにも体の痛みがあることはきちんと診察時に伝えましょう。

まとめ

食中毒と一口に言っても、それぞれ症状の出方が異なります。どの菌に侵されてしまったのかによって治療方法も変わってくることもありますし、放っておけば治るというものでもないため、何かしら体に異変を感じたら医療機関を受診することが大切です。腹痛とともに下痢と嘔吐がきたら、医療機関を受診しましょう。